2017年6月26日月曜日

当社レベルの高性能住宅が増えていかないと困る

今日は 鎌倉で森さんと某エアコンメーカーさんの商品開発技術の方たちと打ち合わせ。
現在のエアコンは、普通の住宅向けに設計をされています。
ある程度、性能の低い家向けにチューニングされている訳です
当社のような高性能住宅向けには作られてはいません。
まずどうにかならないのかと思うのがあのエアコンの強さの表記
「主に6畳よう」とか書かれていますね。
当社の住宅では暖房であれば40坪(80畳)のおうちが6畳ようエアコン1台で間に合ってしまいます。
当社で作らせていただいた旭化成建材さんの「ネオマの家」も暖房は6畳ようエアコン1台です。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2016/co170112.html
それでも エアコンは止まってしまっている時間が長いです。
当社のお客様もスイッチ入れっぱなしなのに動いていない時間が長いので「壊れているのかと思った」と言われたくらいです。
その止まっているときでもかなりの電力を食っています。本気で止まってくれればいいのに強さが変わるインバーターエアコンでさえ止まることは前提に設計されていないので100W位は最低でも消費されてしまいます。
計算上は1ヶ月の暖房費が1000円切ると出ても止まっているときの電気代で2000円近くになってしまいます。1500円を切ることはできないですね。住まい手さんが切ったり着けたり一日に2回くらいする必要があります。エアコンはつけっぱなしの方が安いという理論は普通の高性能住宅には当てはまりますが当社レベルになると当てはまらないことも多くなってきます。
一番の問題点は除湿能力。
ある程度の熱負荷がないとフルパワーで動きません。
当社のような住宅ですと少し動けばいいので室内のエアコンの熱交換器が本当に冷たい温度にはならないのです。
ですから除湿されていきません。
エアコンメーカーは効率を重視していますがあくまでもそれは顕熱にたいしてです。
少ないエネルギーで温度を下げる能力の競争ですから除湿に関してはほとんど考慮されていません。そうすると熱交換器は大きくなっていきますね。
大きな熱交換器に大きな風をあてて効率を上げようとする設計です。
小さな熱交換器を集中的に冷たくして小さな風量で結露を優先させてほしいです。
そんないろいろな情報をエアコンメーカーさんと意見交換しました。
メーカーの言い分としては作るのは技術的には可能とのこと。
しかしそれを作って何台売れるのか?
売れないものは作れないとのこと。
何台作ればよいのか聞いたところ3万台との回答!
そりゃ無理だ。(笑)
ハウスメーカーがもっとよい家作ればいいのに!
エアコンメーカーさんからはいろいろ相談には乗ってくれるとの話でしたが当社の力ではエアコンメーカーに超高性能住宅用のエアコン作らせることはできません。
みんながんばってくれ!!
今日の話し合いでおもしろいことを思いつきました。
実験してみます。
エアコンメーカーさんは変わった使い方なのでよいとはいえないとのこと。
聞かなかったことにしますと笑っていました。
私はうまくいく確信があります。(笑)

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