2015年7月27日月曜日

蓄電池選び

私は蓄電池を色々調べるため、様々な蓄電池メーカーの施工研修を受けています。
メーカー公認の施工に必要なIDも増えて来ました。
メーカーは売るために自分の都合の良い情報しか言わない場合が多いです。
当たり前ですけど。
販売店はさらに自分取り扱っていないところは、内容を知りもしないで  けなしたりします。公平ではないです。

蓄電池選びはとても難しいと思います。
私が時間をかけて勉強してそう思いました。

様々なことを比べる必要が有ります。

私が考え比較していることを書いてみます。

まず、容量 何kWh貯められるかは重要です。
あまり小さな容量ではいざという時、役に立ちませんよね。

電池の種類も重要ですね。安いのが鉛蓄電池。でもリチウム電池が主流です。
鉛蓄電池も充放電が容量に対してたくさんできるディープサイクルになると値段が高くなります。充放電を繰り返し使うならディープサイクルでないとすぐ傷んでしまいます。それでも数年しか持ちません
容量大きく小型に繰り返しとなるとリチウム電池ですね。
リチウム電池にも種類が有ります。万が一の衝撃などで燃え出したりしたら怖いです。電池自体の安全性が高いものと、箱を頑丈にして守っているものが有ります。電池の安全性が高いものがいいですね。

変換効率も重要です。
家庭に送られてくる東電の電気や太陽光で発電した電気を蓄電池にためます。
その時ロスがあるのです。
東電から来る電気は交流です。蓄電池は直流です。変換時にロスがあります。そのロスが少ないものを選らば無くては勿体ないですね。

太陽光で作られる電気を充電するのももっと違いが出てしまいます。
太陽電池は直流で電気が作られます。
それを家庭で使えるように普通は交流に変換します。そこでロスが出ます。
それを蓄電池にためるためにまた直流に戻す。そんなムダなことをしているメーカーもあります。
太陽電池で作られた直流の電気は直流のまま蓄電池に貯めるのが理想ですね。

蓄電池からの出力のさせ方も色々です。
夜の安い電気(深夜電力)
を蓄電池に貯めて、深夜以外の時間帯に放電させて比較的高い電気を買わないようにするというのが経済的な使い方です。一番高い昼間放電させるのが一番お得ですね。

その時太陽電池がたくさん発電していれば、まずは太陽電池で作られた電気を使いますから、使った分だけ太陽光の売電が少なくなります。
しかし、使った分を蓄電池の電力で賄えば、太陽電池で発電した電力は100%売れる訳です。ちょっとずるい感じもしますが認められています。「押し上げ効果」と言われています。でも押し上げ効果ありの場合は少し太陽光発電の買い取り単価が安くなります。太陽電池の容量や使い方によっては損になるので気を着けなくてはなりません。

充放電の可能な回数も重要ですね。
どんなに大きくても安くてもすぐに電池が傷んで、あまり充電できなくなったらゴミと同じです。
現在発売されているものは、6000回以上のものが多くなり20年位使えるものが普通になって来ました。

停電時にどう使えるかもきちんと調べておく必要が有ります。
停電時出力できる電力がなんWか見てください。非常時ですから、テレビや冷蔵庫位が動けばいいのなら、1500Wでも十分かもしれません。
停電時、停電時、使っている電気と充電する電気をあわせて1500Wまでというのもありますし、使いきれない電気を充電器にたくさん送れる物もあります。
さらにたくさん3000W位使えるものもあります。
停電時に使えるコンセントを特定しなくてはならないメーカーとどのコンセントでも使える物もあります。
どこでも使えるようにするのも使い過ぎればすぐに電池がなくなってしまいますから注意が必要ですね。

停電時電気を使いすぎ空になってしまうと自動で復帰できない物もあります。太陽光の発電が始まっても、蓄電池の機能が復帰できないのです。停電が終わって東電が電気を送り初め無いと蓄電池も復帰できない物もありますので困りますね。
災害時に停電が本当に長く続く事もありえますから。
電力会社の電気が無くても運転が続けられるように設計してもらいたいですね。

充電のスピードも重要です。せっかく容量があっても充電が間に合わ無くては意味ありません。

クラウドHEMSとの連携も面白いポイントです。
天気の情報を自動で得て蓄電池の放電のタイミングをずらしたりする機能があったり、停電の不安の有る台風や、洪水等の災害警報があると前もって満充電にしたりと賢い機能があったりします。

太陽電池がパワコンの容量を超え発電して抑制がかかったとき、そのムダになる分をムダにせず蓄電池に充電してくれる機能の物もあります。

充電池に太陽電池以外の発電装置、例えばエンジンの発電機等を付け停電時に電池もなくなってしまった時等に自動で発電機を動かすことができる物もあります。

一般的な事として 保証やその後のメンテナンス等の仕組みも重要ですね。
当たり前ですけど、値段が一番かもしれません。

将来、
家庭内の家電製品が直流化して来ることが予想されます。
皆さんご存知かもしれませんが、ほとんどの電気製品が直流で動いています。
ノートパソコンや、スマホのようにアダプターを使うものはもちろん、テレビや、冷蔵庫等も交流の電気を直流に変換して動かしています。
先日、いよいよ直流エアコンがシャープから年内に発売されると報道がありましたね。
直流にするだけで5%以上も効率が改善されるそうです。
とても楽しみですね。

今の蓄電池は長持ちするようですから直流化に対応できる機能がつけられる発展性の有るコントローラの蓄電池が良いかもしれませんね。

まだまだ比較検討する項目があったような気がしますが、とりあえず思い付いたものを書きとめました。

さらに詳しいことがお知りになりたい方は、当社に蓄電池を買いに来てください。
(笑)











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