2015年3月17日火曜日

当社事務所の近くで火災がありました。

今日 当社の近くで火災がありました。枯草の火災です。
幸い、風もなかったのでそれほど広がらずに済みました。風が強かったら大きく広がってしまっていたかもしれません。
目と鼻の先でしたが、火災の放送があるまで全く気が付きませんでした。
放送で気が付くと すごい勢いで燃えています。
私は数年前まで消防団に入っていて 分団長までさせていただいたので、近くに置いてある消防ポンプ車の使い方は知っています。しかし今は消防団に入っていないので、勝手に使うことはできません。
この近所の消防団に入っている若者は皆さん遠くの会社まで働きに行っているので、誰もいません。私のように退団した自営業の人と高齢の方がいるのみです。
どんどん燃え広がっているのに 何もできないのです。
かなり時間がたってから ようやく消防車が来ましたが 防火水槽から水を出すまでには時間がかかります。
そのうち 水を積んだ消防車が来ました。
この消防車がすばやく水を出し始め そののちほかの消防車も水を出し始め間もなく鎮火しました。
風がなかったからこの程度で済んだのですが本当に風があったらと思うとぞっとします。
火災は初期に消火し始めることがとても大切です。
私たちは近くにいるのに、近くに消防車があるのに何もできませんでした。

団長が遅れてきたので消火活動が終わりになるころ、このような場合我々はどうしたらよいのか尋ねたところ、やはりどんなことがあっても消防車を動かしてはいけないといわれました。
近くに家が燃えていて助けるのを待っている人がいても消防車を動かしてはいけないそうです。
まあ、聞けば立場上そう答えるしかないのでしょうが、何か良い方法はないのでしょうか?
地元には、過去に消防車を使っていた元分団員がたくさんいるしすぐそこに消防車があるのですから。

これから 人口減 高齢化がますます進み 近くにはすぐに活動できる若者がいなくなります。
その時の対策を十分考えておくことが必要だと思います。
今回は小さな火災で済みましたが 万が一ということもあります。
非常時を想定して備えることが防災の基本的な考えのはずですね。

我々のような地元にいる消防団OBをうまく活用する仕組みを作ってほしいと思います。

今日一番先に水を出してくれた 頼もしい水槽付の消防車です。
ありがとうございました。

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