2014年2月26日水曜日

秩父パッシブハウスの真の実力

秩父パッシブハウスの外気温とリビングの室温です。
上が外気温、下が室温ですね。
良いときのデーターでは無く一番ポピュラーな時のデーターです。
良いときだけ見せているずるい人とは違います!!
朝7時頃が一番寒くて外気温がマイナス5度 
室温が18度ということが解ります。
内外温度差23度もあります。

7時からお日様が出てくると日射熱の取得が始まります。
上手に日射熱取得設計が出来ているとこのように室温が徐々に上がっていきます。16時(午後4時)にお日様が陰るまで温度は上昇し続け24度まで上昇します。蓄熱も少し考えているのでこの温度で止まりますが,ただ断熱性が良いだけですと、これだけ断熱が良い住宅ですともっとあがってオーバーヒートするかもしれませんね。

お日様が陰ると,徐々に室温が落ち始めます。
暖房機を使ってないので 一次直線で徐々に温度が落ちていくのが解ると思います。暖房を入れると温度変化が起こるのでこのような直線的にはなりません。すぐにばれてしまいます。

暖房機なしで この温度コントロール。
他ではちょっと見たことがありません。
日本で,有数な断熱に詳しい先生方や工務店のデーターが自慢げに発表されると比べて見ますが、いつもニヤニヤしてしまいます。
ほとんどが暖房してのデーターですが、機械を使って一定にコントロールするレベルで止まっています。

潜熱蓄熱材など高価なものを利用しないで、この温度コントロール。
プロならこれがどれ程凄いかレベルの高い人ほど解ると思います。

現在、この技術でローコスト化に取り組んでいます。
この住宅も大手ハウスメーカーに比べると安いのですが、ローコストビルダーなどと比べるとまだまだ安いとは言えません。
一般の人が手に入らない値段じゃだめですからね。
圧倒的な省エネ性能、住み心地をこれからも探求していきたいと思います。

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