2013年7月30日火曜日

夏の過ごし方

暑い日が続きますね。
高断熱住宅は魔法瓶のような住宅です。
熱いものを入れておけば熱いまま,冷たいものを入れれば冷たいままとなります。
しかし、ガラスは輻射熱をかなり通します。
ガラスによって違いますが、だいたい40から70%位でしょう。
暖かい光の熱が家の中に入ってくれば、家の中はどんどん暖まっていきます。
冷めにくい住宅ですから、普通の家よりも熱くなってしまうことも考えられます。
そこで、光の熱を遮る 日射遮蔽がとても重要になります。
庇や屋根で直射が入らないようにしたり 外によしずやすだれ、外ブラインドなどもとても効果的です。特に全面の道路や地面の輻射熱なども遮れ、窓直前の地面も暖め無くてすむよしずなどが効果が絶大のようです。
日射熱さえ入れなければ、家の中は朝方のひんやりした状態がかなり維持できます。断熱量より日射の遮る量の方が夏はとても重要です。
私の自宅は十数年前の住宅ですが日射遮蔽がとても良く出来ているので,家の中はひんやりしています。冬場無暖房で過ごせる当社のパッシブハウスは燃費マップでも最高の性能とグラフにのっています。http://tatemono-nenpi.com/map/
ですが、なぜか私の自宅の方が涼しいのです。
これは明らかに日射遮蔽の違いでしょう。
秩父パッシブハウスは、敷地の都合上南北に長いので東西に窓が多くあります。そこからの日射熱の進入が多そうです。
自宅の方は見た目はおしゃれでは無いですが 大きな窓がよしずで覆われていたり、大きなオーニングがあったりします。
その辺の違いのようです。
だからといって日射遮蔽だけすれば涼しいというわけではありません。
やはりその涼しさを保つ力も重要です。断熱性が良ければ少しの冷房でぐっと冷えます。
現在の暑さは異常です。夜になってもあまり涼しくならないときもあります。気温が下がっても湿度が高く蒸し暑いときがほとんどです。
そんなときは無理しないでエアコンを使うことをおすすめします。
高断熱の家ならば少しエアコンをかければ 湿度が落ちて気持ちの良い涼しさになります。
家が暖まりきる前に早めにエアコンをかけるのもポイントのようです。
このあたりは、住み始めてから日射遮蔽をしたり,涼しい空気を取り入れたり,エアコンをうまく使ったり,試していきながら一番良い方法を見つけていってもらうのが良いでしょう。

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